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鶴見大と再生医療推進機構 歯髄細胞バンクで未来に備え

再生医療の研究や技術開発が進む中で、斉藤教授らは、親知らずや乳歯などの抜去歯から収集でき、再生医療のために新たに細胞を採取する必要がない「低侵襲性」の細胞ソースとして歯髄に注目。歯髄細胞は硬い歯に囲まれた場所にあるため、紫外線など外部からの刺激をうけている皮膚などよりも遺伝子などの損傷を受けている可能性が低く、研究によって増殖性が高いことなども分かったという。
 再生医療の技術では、人工多能性細胞(iPS細胞)が論理的な問題も少ないことから有望視されており、斉藤教授と並んで同機構の顧問を務める岐阜大学大学院医学系研究科の手塚建一准教授らが、歯髄細胞からiPSの樹立に成功している。
         フジサンケイビジネスアイ 2009.10.29