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あなたは何分、何回磨いてる?今どきの歯磨き事情

歯磨きの平均時間と回数をみると、2008年全体平均は2分56秒で、2005年と比べると39秒も短くなっている。回数のほうでも1日3回、歯を磨いてた人は減っている。これを見ると、3年間で歯を磨く時間と回数が減少したことで日本人の歯に対する意識が低下したようにもみてとれるが、これは電動歯ブラシの普及により効率よく歯磨きができるようになった人が増えたことの影響とも考えられる。
 一方、「自分で購入(使用)している歯ブラシの価格は?」という質問では「200円以上」と答えた人の割合が、3年間で何と2倍以上増加していることがわかった。逆に「200円未満」と答えた人の割合は半減している。
 3年間で歯ブラシの価格が高騰したということは考えにくいが、時間や回数よりも歯磨きの”質”を追及する人や、景気の悪化に伴って安い商品を頻繁に買い替えるのではなく、いいものを長く使おうとする人が増えたことが考えられる。また「歯間クリーナー」を使っている人の割合が年々、上昇傾向にあることもそれを裏づけている。
 2005年の調査では55%、2008年では46.7%となっており、その他の項目でもほぼ数値は減っている。つまり、歯に悩みを持つ人の割合は確実に減っているのだ。
 しかし、その内容をよくみると、2005年にはなかった「歯垢」や「歯石」「舌の汚れ」という悩みが、新たに登場している。3年前の人の歯には歯石がなかった、ということはないので虫歯や歯周病予防の意識が、急速に高まってきたことになる。
           ダイム 2009.11.17