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治療の中断 必ず主治医と相談を

通常、根の治療というものは歯の根の中(根管)の自地覚症状が取れて初めて最終的な根管の詰め物を行い(根充)、その間は根管内の洗浄・消毒や治療薬の交換(根治)を進めていきます。そしてその際ふたをする材料には比較的簡単に除去ができるものを用います(仮封)。
 そのため長期間中断すると問題となるのが、仮封材は長期間もたないことと、根に入れた治療薬が変質し周囲の組織に悪い刺激をあたえ、症状を悪化させ、時には顎骨(がくこつ)に炎症が波及するといった点が気になるところです。
 また歯自体の修復も終わっていないことから歯の破折も心配されます。
 入れ歯やブリッジの型を取った後です。歯の型を取った時点での模型を基に製作するようになりますから、歯が移動してしまうと初めからやり直しになってしまいます。(歯を削ったり型を取り直したり)。
 この場合はその治療に入る前に申し出るようにしてください。せっかく治療を始めたのに、かえって悪くさせるようなことはやめましょう。
           福島民報 2009.11.16