うがいには口の中を洗浄する「ぶくぶくうがい」とのどを洗浄する「がらがらうがい」がある。
ぶくぶくうがいには①水を口に入れる②水を口に含む③唇とのどの奥をしっかり閉じる④ほおを動かす⑤水をはき出すーなどの口腔機能が必要。
加えて、がらがらうがいでは、上を向きながら少しずつ息を吐き出す呼吸のコントロールや、水が気管に入るのを防ぐ力が必要だ。
尾形さんは「よくかんで食べ、よく語り、よく笑うという生活の中で、口や口の周りをよく使うことが機能の維持・向上に役立つ」と、日ごろから意識して練習することの大切さを訴えた。
2006年度の介護保険制度改正により介護予防サービスとして、口腔機能向上が導入されたが、「口腔ケアの介護予防教室は人気度がまだまだ低い」と尾形さん。
「口の機能を維持することは、人間らしく生きる上で必要不可欠。元気なときから口腔ケアに興味を持って」と呼びかけた。
南日本新聞 2009.11.23