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飲食や呼吸法にも注意 歯と口のケア

食べ物を口に含むと、食べ物や細菌の働きで、ふだんは中性(Ph7程度)の口の中が一時的に酸性(Ph4~5程度)になり、歯の表面のエナメル質が溶け出して虫歯になりやすくなる。しばらく飲まず食わずだと中性に戻るが、この時間が十分にないと歯は常に酸性でリスクの高い状態にさらされる。
 食後のコーヒーも、砂糖やミルクを入れるか、入れないか、一気に飲み干すか、少しずつ時間をかけて飲むかでリスクが違う。
 幼い頃、アレルギー性鼻炎と診断された私は、体調を崩すと鼻風邪を引きずり、ついつい口呼吸になりがち。これも、口の中を湿った状態が保てず、歯と歯茎、粘膜に良くない。口の中の粘膜の洗浄や抗菌作用という役割がある唾液が、口の中を巡ることができず、雑菌が繁殖しやすくなるという。
                朝日新聞 2009.12.5