永久歯28本のうち20本が残っていれば、食べ物のほとんどを噛み砕くことができ、美味しく食事を楽しむこともできるということです。さらに、よく噛むことで様々な効果を得ることができます。次にあげてみましょう。
①認知症の予防:よく噛むと脳細胞を活性化する
②肥満防止:よく噛むと早食いを防ぎ満腹感を得られる
③癌予防:唾液に含まれる酵素に発癌物質を消す作用がある
④胃腸の働きを促進:よく噛むと消化酵素が多くでる
⑤歯周病:口臭の予防:よく噛むと唾液で口内が浄化される
以上噛むことで全身によい作用があるのですね。しっかり噛める健康な歯を守るのに欠かせないのは、毎食後の歯磨き習慣です。とくに①の「認知症の予防」には歯磨きが大切です。
私たちは年齢と共に、口の反射機能も衰えてきます。食べ物を飲み込む「嚥下反射」や、異物をセキで吐き出す「セキ反射」を正常に行うために、普段からの歯磨きで口内を適度に刺激し、清潔にしておきましょう。
はつらつ元気 10.2月