永久歯の本数は第三大臼歯(親知らず)を除くと28本となりますが、生まれつき歯が足りない人がいます。この足りない歯のことを先天性欠如歯(先欠歯)といいます。発現頻度は調査対象の違いによりばらつきがありますが、10%近いという報告もあります。
1人当たりの先欠歯の本数は一歯から多数歯までさまざまです。
具体的な対処法は先欠歯の部位や数によってさまざまですが、たとえば第二小臼歯が先欠で先行歯である乳歯が存在して、それ以外のかみ合わせに問題がない場合はできるだけ成長期は乳歯を保存し、乳歯が脱落した時点でその部位にインプラントやブリッジという補綴(ほてつ)処置を行って解決を図る方法があります。
福島民友 2010.1.25