警察庁のまとめによると、昨年の医療事故関係の告訴や相談を含む「届出等総計」は、前年から74件減って152件だった。このうち、昨年末までに捜査を遂げ、業務上過失致死傷等事件として検察庁に送致・送付したのは2件で、過去10年間で最も少なかった。
「届出等総計」には、解剖の結果、死因が病死と判明するなど、医療行為と死因などとの因果関係が認められなかったものなども含まれている。
「端緒」は、被害者、遺族、担当弁護士などからの届け出などが30件で、医師、看護師、事務長、院長などからの届け出や相談が116件。また、報道記事などから情報を入手したものが6件だった。
届け出などを受けた年にかかわらず、一年間に立件送致・送付した数を示す「年別立件送致数」は、昨年は81件。
( 2010年05月14日 12:27 キャリアブレイン )