宮古市の県立宮古病院(菅野千治院長)に入院する患者の口腔(こうくう)状態をチェックし、速やかな治療の仕組みを考えるための検診調査を、宮古歯科医師会(倉田英生会長)が始めた。
歯科のない同病院と歯科医との連携を目指す宮古保健所の委託事業。16日は同歯科医師会の及川穣医師ら2人が手分けして病室を回り、「歯の具合はどうですか」などと声を掛けて検診した。
患者側からは「痛くて入れ歯を外しているが、どうしたらいいか」といった相談も。及川医師は「思ったより口の中がきれいだ。病院スタッフのケアがしっかりしている。しかし、状態の悪い患者については病院と歯科医がばらばらではいけない」と話し、連携の必要性を指摘した。2010年6月17日 提供:毎日新聞社