口臭に不安を感じていると、会話を避けがちになり、また相手の口臭を不快に思うことも。人間関係にも影響するデリケートな問題だ。
口内が原因となる要素には歯周病、粘膜のかすや細菌などが舌に付いて白っぽく汚れる舌苔、虫歯、入れ歯の清掃不良などが挙げられる。虫歯は1~2本では口臭が強くなることはないが、進行した虫歯になると口臭となる。歯周病や虫歯を歯科医院で治療するのはもちろんだが、まずは口の中を清潔に保つことが基本だ。
歯磨きは1日3回、食後に行うのがベスト。歯と歯茎の間、歯と歯の間をしっかり意識して磨くことが重要。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシや糸付きようじなども使いたい。
また口臭の大きな原因となる舌苔は、うがいだけで取り除くことはできないため、舌ブラシや歯ブラシを使って除去しなければならない。1日1回、起床直後に行うのが理想だが、週に1~2回だけでも十分効果はあるという。
上毛新聞 2010.5.3