市販のうがい液やスプレーの多くは、香料でさわやかな気分になれるが、口臭の原因である揮発性硫黄化合物(VSC)を減らす効果は認められていない。結局、舌苔を舌ブラシで取り、同時に歯周病の治療と予防に努めるのが効果的な口臭対策だ。
このほか、舌苔を増やさない生活習慣として、①十分な睡眠 ②疲れ、ストレスをためない ③適度な運動を挙げる。「口内は、虫歯や歯周病などを起こす細菌と、体を守る免疫細胞が常に戦っている場。寝不足やストレスを感じている時は、免疫の動きが衰えて細菌が増え、口臭が強くなる。規則正しい生活自体が口臭予防につながる。
読売新聞 2010