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虫歯治療後の再発防止 顕微鏡で細菌調査

 虫歯の治療で歯の神経をとった患者に、位相差顕微鏡を使って細菌の有無をチェックし、根の部分の再発を防ぐ治療法を歯科医の山下敦・岡山大名誉教授(歯科補綴学)が考案した。
 虫歯治療で神経をとったあとには殺菌・消毒をして支台歯(かぶせなどの土台)を作るが、細菌が残って根の先が化膿して再治療が必要になることがある。採取した菌を培養し抗菌剤を調べる方法もあるが、設備や高度な技術、費用がかかるため大学病院などを除き、あまり行われていないという。
                山陽新聞 2010.9.7