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口唇口蓋裂 系統的な治療が必要に

口唇口蓋裂(こうしんごうがいれつ)とは、唇(口唇)や口の中の上ぶたの部分(口蓋)に裂ができる病気です。500人に1人の割合で生まれるといわれています。以前は、裂を閉じるだけの治療が主でしたが、現在さまざまな職種が連携しながら治療に当たっています。
 その結果、審美的(見た目)な完成度も高くなり、リハビリメーク(一連の治療終了後の専門的な化粧)により、瘢痕(はんこん=傷あと)も分からないほどになっています。
 治療は生後直後から成人するまで継続的に行われるため、最も重要なのは中断しないことです。そのためには、かかりつけの歯科医院を持ち、病院歯科口腔外科などで一貫した治療のマネジメントを受けることが必要です。
                福島民友 2010.9.24