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中1虫歯、最少の1・29本 26年前の3割以下に

中学1年生(12歳)1人当たりの永久歯の虫歯本数は、処置済みを含め前年度より0・11本減の平均1・29本で、過去最少を更新したことが9日、文部科学省の2010年度学校保健統計調査(速報値)で分かった。

 中1のみを対象とする本数調査を始めた1984年度(4・75本)の3割以下の値。本数は90年度を除き減り続けており、文科省は「学校歯科医による歯磨き指導などの効果ではないか」としている。

 虫歯がある子どもの割合の推移を80年度と今回で比較すると、幼稚園は87%から46%、小学生が94%から60%、中学生が94%から51%、高校生が96%から60%にそれぞれ減少した。

 年齢別では、8歳と9歳が最多で66%、次いで17歳64%、7歳61%、10歳と16歳60%、15歳56%などの順。

 今年4~6月、幼稚園児と小中高校生の計約340万人を対象に調査した。
2010年12月10日 提供:共同通信社