中高年に多かった味覚障害が、若い世代にも広がっている。偏った食生活、唾液(だえき)が少なくなるドライマウス、精神的なストレスなど原因は様々だ。食事が生活の楽しみの一つという人は多く、味が分からなくなるのはつらい。異常を感じたら、症状がひどくなる前に専門医に相談しよう。
味覚障害の原因となる主な要素
□ 偏食などによる亜鉛の不足
□ 亜鉛の吸収を妨げる食品添加物の多量摂取
□ 薬の副作用
□ 唾液の分泌減少(ドライマウス)
□ 舌の上にたまった舌苔
□ 精神的なストレス
□ 味覚神経の障害
□ 歯科治療での金属の埋め込みなど
□ 舌の炎症、やけど
□ 老化
日本経済新聞 2010.11.19