第10回理事会が12月16日(木)、歯科医師会館で開催され、多職種連携における歯科医師、歯科衛生士が行う口腔ケアに係る現時点での見解を決定した。見解では「歯科治療と一体化」した歯科医師、歯科衛生士が行う口腔ケアは、口腔に形態・機能の回復を含めた総合的な歯科医学・医療の観点から実施されることが特徴であり、こうした行為は「歯科医師及びその指示を受けた歯科衛生士が行う歯科医行為に該当する」と指摘。また、効果的に口腔ケアを提供していくためには、歯科医師、あるいは歯科医師と歯科衛生士がともに参画する必要があることを主張した。
口腔ケアを実効あるものとして定着させていくためには、医療関係者の口腔ケアに対する理解を深め、効果的な役割分担と連携を促進していくことが「不可欠」と説いた。
2010年(平成22年)12月25日