治療などで抜かれた歯に感謝する「歯の供養祭」(県歯科医師会主催)が20日、高松市錦町の県歯科医療専門学校で営まれ、歯科医師や歯科技工士、歯科衛生士ら約30人が参列した。
歯科医が抜歯した約50本が祭壇に供えられ、同会の豊嶋健治会長が「消化や発音など、口腔(こうくう)内で果たしてきた役割に感謝と哀悼の意を表します」とあいさつ。参列者が献花した後、全員で「歯の疾患を予防し、早期発見と治療を徹底して寿命を延ばすため、医術の錬磨に努め、患者様に最善を尽くします」と、誓いの言葉を唱和した。
供養された歯は、同校で授業に使われるほか、金や銀の冠はリサイクル業者に売却し、売り上げを福祉事業に寄付するという。
2011年2月21日 提供:読売新聞