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集団フッ素洗口・塗布 日弁連が中止求め意見書

集団フッ素洗口・塗布について、有効性、必要性、実施上の安全
性などに疑問があるとし、中止を求める意見書を日本弁護士連合会
(宇都宮健児会長)が1月21日に発表した。意見書は今月2日に厚労
相、文科相、環境相に提出している。歯科におけるフッ化物応用を
巡る問題では日本歯科医学会は平成11年11月に、「う触予防を目的
としたフッ化物応用を推奨する」との見解をまとめ、日本歯科医師会は
12年12月に日歯医学会を全面的に支持する見解を発表している。
 日弁連のフッ素に関連した意見書は2回目。意見書は、昭和56年の
時と同様に市民団体などから人権救済の申し立てを受けて行われた
もの。

 ●日弁連の意見書は精査している段階 (厚労省)

 厚労省医政局歯科保健課は、日弁連の集団フッ素洗口などの意見
書について「う触予防には多様な方法があり、各地域で実情にあっ
た対応が行われていると考えている。日弁連の意見書の内容につい
ては、現在、精査している段階」とコメントした。