記事一覧

飲み物なしにご飯が食べられない ドライマウス 本当の怖さ

口腔乾燥症の背景にある病気は、がん、エイズ、口腔内や目に乾燥症状が出てくるシェーグレン症候群、腎機能不全、糖尿病、甲状腺機能亢進症、過呼吸など、多岐にわたっている。だから、まずは口腔乾燥症を診ている口腔外科を受診した方がいい。診断は患者さんの自覚症状、既往歴、服用している薬があればその種類を伺い、次に唾液分泌量の測定を行う。場合によっては、目の乾燥を調べる検査や血液検査を行います。病名が判明したら、その専門医と協力して治療を行います。
 口腔乾燥症は文字通り、口の中が乾燥することをいいます。推定800万人ともいわれていて”食事が困難””口腔内不衛生””舌がひび割れて痛い””口の中が乾燥して話しづらい”といった問題があります。でも、もっと問題なのは、背景に病気が隠れていることです。中には命に関わるような重大病であることもあります。
                  日刊ゲンダイ 2011.2.10