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歯周病 糖尿病との関係に注意

歯が失われる最大の原因は歯周病だ。45~54歳では、歯周病にかかっている人の割合がぐっと増え、4割を超える。さらにこの年代では、歯周病と糖尿病との関係にも注意が必要になってくる。糖尿病の患者は全身の免疫力が弱っており、歯周病菌に対する抵抗力も弱い。新たに歯周病にかかる率は非糖尿病患者の2.6倍。かかった後の進行も速く、重症化しやすい。金沢医療センターでは3年前から、入院患者に対する口腔ケアの往診に取り組んでいる。中尾部長は「術前のケアで手術後の肺炎などの罹患率が大きく下がる」と説明する。歯周病は歯だけ、口の中だけのトラブルではない。全身の健康にもつながると考えながら、歯磨きに精を出そう。
         北國新聞 2011年2月17日