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内視鏡検査203人、細菌感染の可能性 神奈川・秦野赤十字病院

秦野赤十字病院(秦野市立野台)は30日、今月初旬から内視鏡器具の消毒が不十分だったため、検査を受けた203人について「細菌感染の可能性が否定できない」と発表した。今後、患者の血液検査で感染の有無を調べる。

 病院側によると、今月24日、自動洗浄消毒装置の使用実績を担当職員が見誤っていたため、交換時期の過ぎた消毒液を使っていたことが判明。今月2日から24日午前10時までの間、内視鏡検査を受けた203人にサルモネラなどの細菌や、ごくまれにB型、C型肝炎のウイルスの感染の可能性が否定できないという。

 病院は表示確認や消毒液交換作業の管理不徹底が事故の原因と説明。6月2日から患者を対象に4回の説明会と血液検査を実施することにしている。
2011年5月31日 提供:毎日新聞社