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歯磨き二の次にせず

生命に関わる誤嚥性肺炎は、繁殖した口内の細菌が食べ物やだ液などと一緒に誤って気管にんのみ込まれ、肺に達することによって起きる。避難所生活の疲労が免疫力を下げ、重症化する危険度を押し上げる。もちろん歯周病や虫歯の発症、悪化を招かないためにも口の中のケアは大事だ。
 歯ブラシが手に入らない被災直後でも「手元にある物でできる限り食べかすと歯垢を取り除いて」と中尾部長は強調する。カーゼを指に巻いたり、ティッシュペーパーやタオルを湿らせるなどして歯の表面をふき、歯肉をマッサージする。
              北國新聞 2011.3.25