兵庫県洲本市の空き地に石こうの歯型が大量に不法投棄されていたことが分かり、県警生活環境課は8日、被疑者不詳の廃棄物処理法違反容疑で、同市の医療用具製造販売会社など2カ所を家宅捜索した。現場には100キロを超える歯型が捨てられており、同課は継続的に捨てていたとみて調べる。
捜索容疑は今年5月上旬、洲本市五色町広石下の池の脇に産業廃棄物の石こう歯型約14キロを投棄した疑い。生活環境課によると今年2月中旬、近隣住民が「大量の歯型が投棄されている」と県警洲本署に通報。歯型の中から医療用具製造販売会社に宛てた石こう材料の送り状が見つかった。