政府は12月21日(水)、平成24年度診療報酬改定率を発表し、歯科本体は前回の2.09%からは下がったものの、厳しい経済環境や保険財政の中で1.70%のプラス改定で決着した。歯科診療報酬が引き上げられるのは3回連続。本体改定率は、薬価改定率▲1.26%(薬価ベース▲6.00%)と材料改定率▲0.12%、計1.375%の引き下げで財源を捻出し、1.379%引き上げられた。
医科は1.55%、調剤は0.46%のプラス改定であった。全体(ネット)では0.004%のプラスで、10年ぶりのプラス改定となった前回の0.19%か2回連続でのプラス改定となった。年明けからは、中医協の場で具体的な点数配分の議論が始まる。
日歯広報 12月25日