平成24年3月23日から29日まで道内7か所において、厚生労働省北海
道厚生局による診療報酬改定説明会(集団指導)が行われた。平成
24年度診療報酬改定の概要として、重点課題である周術期における
口腔機能の管理、チーム医療の推進、在宅歯科医療の推進等の説明
が行われた。その他、改定等が行われた内容、告示及び実施上の留
意事項通知(算定要件)等が改められた主な内容についての説明があ
った。在宅歯科医療に関しては、歯科訪問診療の対象者で「常時寝
たきり等」の表現の見直しがあり、さらに認知症の場合も対象とな
る表現となっている。また、歯周病に関する技術評価の見直し、歯
内療法に関する技術評価の見直しが行われ、新規医療技術の保険導
入として、接着ブリッジの適応範囲の拡大、歯科ドレーン法の新設、
歯冠修復の充填の見直しがあった。さらに先進医療の保険導入とし
て広範囲顎骨支持型補綴に関する評価の新設や、画像診断に係る評
価の新設として歯科用3次元エックス線断層撮影の新設の説明が行
われた。