妊娠すると歯ぐきが腫れやすくなり、女性ホルモンを好む歯周病菌も増殖する。つわりがひどく、歯みがきができない人もいるため妊娠中でも指導や治療を受けられる。
最近の研究では、歯周病は歯が抜けるだけではなく、糖尿病や肺炎、心臓病、動脈硬化、早産、低体重児出産などのリスクを高めることが分ってきている。
東京医科歯科大和泉教授は、歯周病が治療しなくてはいけない病気と知らない人が多い。特に、妊娠を計画していたり、妊娠した女性は、積極的に口腔ケアの指導や治療を受けてほしいと指摘している。
毎日新聞 2007.7.10