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待ち時間不満4人に1人 病院の外来、厚労省調査

外来患者の4人に1人が病院で診察を受けるまでの待ち時間に不満を持っていることが11日、厚生労働省が公表した2011年の「受療行動調査」で分かった。

 厚労省は「診察の予約が増えるなど待ち時間は短くなってきているが、引き続き改善を図る必要がある」としている。

 調査は3年に1回。今回は11年10月、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県を除く全国の500病院を対象に実施。485病院の外来患者約10万人などから有効回答を得た。

 結果によると、待ち時間に「非常に不満」は6・9%、「やや不満」は18・4%で、合わせて25・3%。一方「非常に満足」と「やや満足」の合計もほぼ同じ24・9%だった。

 実際の待ち時間は「15分未満」21・6%、「15分以上30分未満」22・6%、「30分以上1時間未満」21・0%と、1時間未満が全体の65・2%を占めた。前回の08年調査との比較(被災3県を除外)では3・9ポイント減。

 診察時間は前回と比べ「3分以上10分未満」が53・4%から38・0%に減る一方、「10分以上20分未満」が16・5%から21・8%に増えた。厚労省は「診察がていねいになっているのではないか」としている。

 外来患者に病院からの請求金額の受け止め方を尋ねたところ、3千円を境に「負担を感じる」が「感じない」を上回っていた。