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ノロウイルス猛威 昨年の2倍以上に

県は28日、ノロウイルスによるとみられる感染性胃腸炎の患者が12-18日の1週間で1029人に上り、昨年同期の倍以上になったと発表した。今月に入り、県内の保育園など4施設で計73人がノロウイルスに感染しており、県は「食事の前やトイレの後などには必ず手洗いを」と呼びかけている。

 県疾病対策課などによると、感染症胃腸炎の患者は全国的に急増しており、過去10年間で2番目の水準という。県内では過去7年間で3番目の水準で、毎年11月-翌年2月にかけて患者が増えることから、今後も増加する可能性が高いとみられる。同課は予防対策として、入念な手洗いのほか、下痢や嘔吐(おうと)の症状がある人は食品を直接取り扱わないこと、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べることなどを挙げている。

(静岡)読売新聞 11月29日(木)