日時:平成24年9月8日(土)午後3時~
場所:十歯会館講堂
演題:「高齢化社会の歯科医療の新たな役割とは」
演者:日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック院長 菊谷 武先生
日本人のおもな死因について触れ、脳卒中の後遺症として摂食嚥下障害を起こし、誤嚥性肺炎などで死亡する例が増加と説明。さらに窒息はのどで起こるが、その要因の8割は口腔にありもっと口に関与することができれば、こうした窒息や肺炎は防げるという。年をとれば手足の動きが悪くなるように、加齢とともに舌や唇もやせ衰えていく。ただし、筋肉は鍛えることができ、舌の筋力を鍛えるなど口腔に働きかけることで、寝たきりの防止につながる。