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目、耳、鼻で侵入物遮断

人の体には、体の中と外がつながっている場所があります。それは特に顔に集中して存在します。口、鼻、目、耳です。これらの器官は、体のまわり、つまり環境から何かしらのものを取り入れる役割を持っています。口は食べ物、水、空気です。鼻は空気とともににおいを取り入れ、まわりの様子を知ることができます。目には光が入ってきて、ものを見たり明るさを感じたりできます。耳には音が入ってきて、言葉を聞いたり、音楽を楽しんだりできるのです。ところで、口のまわりには顎や唇の筋肉が発達していて、普段はしっかりと閉めることができます。つまり必要な時以外は、原則、口は開くものではないのです。とすれば、口数が多くて口を開けていることが多い私は反省が必要ですが・・・。一方、目は、眠らなければ基本的に開いていますよね。ましてや、鼻や耳は一生開きっぱなしです。
                  北海道新聞 2012.11.21