道は、道立病院での医療事故の公表基準を改正することを決めた。来年度から医療過誤で永続的な障害が残った場合は、軽度でも発生の都度個別公表する。8日の道議会保健福祉委員会で明らかにした。
道の道立病院室によると、05年度策定の道独自の基準を、全国の事例を参考に見直した。従来は永続的な後遺症や障害は軽度と重度に分け、過誤があって重度の場合は詳細を、軽度は半期に一度概要だけを公表していたが、改正後は、過誤があれば、原則として病院名なども含めて個別に発表する。
また、一過性の軽度の障害のレベルも細分化し、皮膚を縫うなどの治療が必要になった場合は概要を公表するという。毎日新聞社 1月9日(水) 配信