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尼崎の歯科医が結核感染 接触患者ら263人

尼崎市と同市保健所は16日、市内で開業する60代の男性歯科医が肺結核に感染していたと発表した。接触した患者に感染した可能性があり、検査を進めているが、今のところ感染者は見つかっていない。歯科医は幼児らの健康診断も担当しており、個別に保護者説明会を開催して経緯を説明する。

 市などによると、歯科医は昨年8月からせきをし始め、昨年12月中旬に発熱し、肺結核と分かった。昨年8~12月に接触し、感染の可能性がある患者らは計263人。このうち接触時間が長かった親族や診療所職員ら計44人を濃厚接触者として順次検査している。

 歯科医は昨年10月、杭瀬小学校に入学予定の幼児84人と同市小田地区の3歳児30人の健康診断を担当。市などは「結核菌の予防注射を受けており、接触時間も短いので感染の可能性は低い」としているが、今月23日と27日に保護者説明会を開催する。