ノロウイルスを主な原因とする感染性胃腸炎の流行が道内で続いている。全国的にも過去10年で大流行した2006年に次ぐペースで患者が増えており、1月も相次いで集団感染が発生している。介護施設や医療機関は、恒例行事の中止や消毒を徹底して、予防に躍起になっている。道保健福祉部は、定点医療機関の患者数は減少傾向にあるとする一方で、昨年は1~4月に計79件の集団感染が報告されたことを挙げ「少なくとも3月ごろまでは注意が必要。ピークを過ぎても油断せずに、手洗いの励行などを心がけてほしい」と呼び掛けている。
北海道新聞 2013.1.10