ポータブルトイレや入浴用のイスなど、使う際に肌が触れるような道具だと、レンタルに抵抗を感じる人もいます。そうした場合には、介護保険で購入費を給付してくれる福祉用具を活用してみましょう。購入費は、1人に対し1年間(4月1日から翌年3月末まで)で消費税を含め10万円まで使えます。1割が自己負担になるので給付額は最高9万円までとなります。また10万円を超えた分については全額自己負担です。注意点として、福祉用具は都道府県から指定を受けた販売業者から購入しなければなりません。事前に確認しましょう。その福祉用具が、要支援・要介護者にとって、自宅で暮らし続けるうえで必要であることも支給要件になります。
北海道新聞 2013.1.24