自由民主党と公明党、民主党は2月22日、社会保障制度改革を巡る実務者協議を開き、高齢者医療制度と年金制度改革について検討課題をそれぞれ提示した。このうち、高齢者医療制度改革に関しては、被用者保険者間の格差是正や国民健康保険の安定的な運用、高齢者医療費の伸びの適正化などで一致。ただ、現行制度自体の評価を巡っては溝が埋まらなかった。次回会合では自民党が提示した検討課題をベースに調整を行う予定。自民党の福岡資麿・厚生労働部会長は会合後、「現行制度の課題について共有し、解決に向けて個別に議論していく」との考えを示した。