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誤嚥性肺炎「すぐ抗菌薬」必要か

誤嚥性肺炎が発生した場合に、細菌性の原因なのか、化学性の原因なのかを判別することは難しい。化学性であれば、細菌は関係ないため抗菌薬は効果を発揮しない。とはいえ、化学性の肺炎でも細菌感染を続発する可能性もある。細菌感染を抑制する意味で、経験的に抗菌薬投与を行う選択肢はある。日本呼吸器学会の医療・介護関連肺炎のガイドラインでは、誤嚥性肺炎の治療としては、原因菌を同定して、有効な抗菌薬を選択するとだけ示している。明確なエビデンスはないので、難しい選択肢とはなる。