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老人ホーム放火、歯科医に懲役6年を求刑

福岡県粕屋町の老人ホーム放火事件で、現住建造物等放火罪と火炎瓶処罰法違反(使用)に問われた歯科医師立石隆二被告(54)の裁判員裁判の論告求刑公判が2日、福岡地裁であった。検察側は懲役6年を求刑、弁護側は執行猶予付きの判決を求め、結審した。判決は4日。

 検察側は論告で、ホーム関係者への嫌がらせ目的で、半身まひなどの要介護者が就寝していたホームに放火した点について、「身勝手極まりなく、死者が出た可能性もあった。極めて危険な犯行」と指摘した。弁護側は最終弁論で「歯科医師として地域医療に貢献してきた。ホーム側と示談も成立している」と主張した。読売新聞 2013年10月3日(木) 配信