県と県歯科医師会は、災害時の医療救護活動に関する協定を締結した。東日本大震災などを契機に災害時の歯科医療の必要性が高まっている中、より迅速な医療活動を保障することが狙い。
協定では、歯科医師会が傷病者に応急処置をするなど、災害時の活動内容を明記。これまで明文化されていなかった派遣費用や損害補償などを県が負担することも盛り込んだ。
締結式で、池田英雄・県健康福祉本部長は「災害時には口腔(こうくう)ケアなど歯科医療の協力が必要。迅速な対応を期待したい」とあいさつ。県歯科医師会の寺尾隆治会長は「医療救護に必要な環境を整えてもらい、災害時に真っ先に県民の歯科医療ができるようまい進したい」と述べた。
毎日新聞社 2014年1月6日(月) 配信