2月5日開催された中医協総会で、4月からの消費増税に伴う診療報酬
改定について、 医科では、初診料12点、再診料に3点の引き上げ、
歯科で初診料16点、再診料3点の引き上げとする公益委員の裁定案を
認めた。これまでの診療報酬をめぐる中医協の議論から、日医、日歯
など診療側は裁定案を支持、支払い側からは「引き上げ幅が大きすぎ
る」として強い反発があったが、最終的には裁定案を受け入れた。
また、介護保険については社会保障審議会の介護給付費分科会が1月15日、
都内で開催、消費税引き上げに伴う補填について介護報酬を0.63%引
き上げる改定案を了承し、同日付で、田村憲久厚労大臣に答申した。
歯科に関しては、居宅療養管理指導費のみの変更。歯科医師が同一建
物居住者以外の利用に対して行う場合は3単位増の503単位に、同一建
物居住者に対して行う場合は2単位増の452単位に改定した。
また、歯科衛生士が行う場合については、同一建物居住者以外の利用
に対して行う場合は2単位増の352単位に、同一建物居住者に対して行
う場合も同じく2単位増の302単位に、それぞれ引き上げられる。