「歯と口の健康週間」(4~10日)を前に大阪市天王寺区の天王寺動物園で1日、「カバのテツオ君 歯みがき教室」(府歯科医師会、毎日新聞社主催)が開かれた。今年で3回目。多くの子ども連れらが訪れ、テツオが大きな口を開けると驚きの声が上がった。
テツオは同園生まれの30歳の雄。約40センチの犬歯のなど大小40本の歯がある。カバは草食のため虫歯になることはないが、歯茎の傷から病気になることもあり、毎日の歯磨きは欠かせないという。
この日、飼育員が専用のブラシで歯や歯茎を丁寧に磨くと、テツオは目をつむって気持ちよさそうな表情を浮かべた。奈良市の小学3年生の尼野美咲さん(8)は「大きな歯で歯磨きが大変そう。私も頑張って歯を磨きたい」と話していた。