読者モデルやエステティックサロン勤務の経験がある歯科医師の関有美子(せき・ゆみこ)さんが、小顔を目指すトレーニングを考案し、著書「乙女のモテ小顔レッスン」(幻冬舎)にまとめた。
トレーニングの柱になるのは「舌(タン)トレ」と呼ぶ舌の運動だ。著書では、顔のマッサージなどと併せて、やり方をイラスト付きで解説した。
もともと「勉強が友達のような地味な生徒でした」と話す関さん。高校時代は「親が車で送迎し、自宅と学校を往復する生活でした」という。おしゃれに目覚めたのは、東京医科歯科大に進学してから。東京・表参道を歩いているときに声を掛けられ、ファッション誌の読者モデルになった。
卒業が近づき、歯科医師の国家試験を受けると、結果発表まで1カ月以上あった。「周りのみんなは卒業旅行に行きましたが、私は美容の世界も見たいと思いました」。エステティシャンの資格を取ってサロンで働き、客の顔がすっきりしていく様子を目にした。
研修医時代に知り合った歯科医師と結婚。「出産して顔が大きくなったので、小顔法を考えました。メタボといえばインナーマッスル。これを顔に当てはめると...」。自分を実験台にして試行錯誤し、「舌トレ」にたどり着いたという。
将来は歯科とエステが同じ場所にある「顔の総合サロン」の設立を夢見ており、「そのためには小顔をキープ!」と張り切っている。