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介護施設運営2法人を処分 北海道旭川市、虚偽報告で

北海道旭川市は30日、市内で介護施設を運営する2法人が、医師や職員の勤務実績の虚偽報告などをしたとして、新規利用者の受け入れ停止や介護報酬カットの行政処分にしたと発表した。

 旭川市によると、グループホームを運営する社会福祉法人「群生会」は2012年8月~同9月、市の条例に違反しないよう、実際には勤務していない職員を働いたように装い勤務実績表を作成。介護報酬3割カット(3カ月)の処分を受けた。

 老人保健施設を運営する医療法人「恵心会」は昨年2月に常勤の医師が勤務していないことを隠すなどして、新規利用者の受け入れ停止(3カ月)の処分を受けた。

 昨年10月、市民からの情報提供で発覚した。旭川市は「このような事案が発生し誠に残念で遺憾。今後も指導、監督に努めたい」とコメントした。