再生医療普及に対する気運が高まる中、『シバタ再生医療センター』(愛知県岡崎市)が、【再生医療推進機構】(東京都中央区)の協力を得て、歯槽骨が萎縮しているためインプラントの埋め込みが困難な2名の患者に対し、国内初となる歯髄細胞を用いた歯槽骨の再生に挑戦し、治療に成功した。骨髄細胞を利用した歯槽骨の再生はすでに実用化されているものの、骨髄を歯科施設で採取することは困難であることに加え、患者の身体的負担も少なくない。しかし今回は、『再生医療推進機構』が運営する「歯髄細胞バンク」で保管されていた細胞を使用。患者に身体的負担をかけずに治療ができるようになった。