文科省は7月31日(木)、第16回歯学教育の改善・充実に関する調査研究
協力者会議(座長・江藤一洋東京医科歯科大学名誉教授)を開催した。
会議では平成26年度入試、国試などの結果が報告事項として示された。
私立大歯学部入試結果では、17校中定員割れは4校、志願者数8,030名、
合格者3,425名、平均競争倍率は2.16倍、入学者1,755名であった。ま
た、平成26年度歯科医師国家試験結果では最低修業年限(6年)での国
試合格率は国立で平均70.9%、公立73.7%、私立47.5%であった。一方、
留年・休学者の割合は1~6年の平均で国立14%、公立12%、私立24%であ
り、特に6年時では私立7校が50%を超えている状況が示された。協議で
は各校の教育改善を図るためのフォローアップ調査の実施と小委員会
の設置を了承、調査は入学状況や国家試験などの数値を基に改善の必
要な歯科大学・歯学部に対して、課題の指摘と改善の促進を求めると
ともに、今年度の調査では新たに、各校の強みや特色を生かした優れ
た取り組み成果も把握し、公表していくとの視点が盛り込まれる事と
なった。