厚生労働省は3日、全国で生活保護を受けているのは6月時点で160万4414世帯(前月比1321世帯増)となり、過去最多となったと発表した。受給者数は前月比1012人減の215万8840人だった。
世帯別(一時的な保護停止を除く)では、65歳以上の高齢者世帯が75万3055世帯で、全体の約半数を占める。昨年同月に比べ、約4万世帯増加した。働ける世帯を含む「その他の世帯」は28万2671世帯だった。
景気回復で受給者数が微減になった一方、単身高齢世帯は増えており、厚労省は「今後も単身高齢者の増加傾向は続くだろう」としている。
受給者数は3月時点で217万人を超え、過去最多を更新したが、4~6月は3月を下回っている。