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やぶ医者大賞 へき地医療の2人表彰 受賞者が講演 養父市

第1回の大賞に選ばれ、表彰状などを手渡された広島県北広島町の雄鹿原診療所長、東條環樹(たまき)さん(42)と、山口県萩市の国民健康保険むつみ診療所長、前川恭子さん(46)の2人はそれぞれ講演した。

 東條さんは「田舎の医療が日本を救う~地域医療ってホントはイケてる~」と題し、終末期医療や緩和ケアへの取り組みについて説明した。「穏やかな最期は難しいが、必ずやらねばならないこと」と話した。前川さんは「“やぶ医者”になった私」と題し、女医同士の交流などについて話した。

 パネルディスカッションでは、広瀬栄市長が、医師志望の高校生を対象に行っているセミナーなどの取り組みを説明。前川さんは聴衆に向け「自分の体を甘やかしすぎず、診てやらないといけない。あなた自身があなたの主治医だと考えてほしい」と語りかけた。