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平成20年は

世界経済は原油高、金等の資源高、ドル安、日米欧同時株安と、昨年来の不安定要素が年明け早々に、より一層鮮明に姿をみせ始めております。特に、昨年夏に表面化した米国のサブプライムローン問題は、ドル基軸通貨制の根本に激震を加えるのではと世界経済全体への信任は揺らぎ続けております。
 一方日本経済は昨年の1.3%成長に引続き、全体としては2.0%程度の緩やかな成長が続くと見られておりますが、昨年末の日本の借金は773兆円に達し、主要先進国の中でも最悪の財政状況で、GDP比で約180%とG7の国々の中で突出して悪い数字となっておりす。この様な中、今年も厳しい状況が続き、サブプライムローン問題の影響、政局の不安定さ、株安、円高、更に原油をはじめとする資源
の値上げ等により、業種間、企業間、地域間の格差がより拡大すると見られております。
“国民の生命と健康”のための医療として“命の医療”と“生活の医療”の二本柱が重要であり、歯科医療は“生活の医療”を支え、生きる力を支える医療・QOL向上に直結した医療としてお役に立つものと確信致しております。平成20年、国民の皆様に当コンセプトを是非とも認識を深めて頂きたいものです。