社会保障審議会は2月6日(金)、同日に都内のベルサール九段で開催された社会保障審議会の介護給付費分科会の報告を受けて、平成27年度介護報酬改定について塩崎恭久厚労大臣に答申した。27年度改定は2025年(平成37年)に向けて「地域包括ケアシステム」の構築を実現するべく、中重度の要介護者や認知症高齢者への対応のさらなる強化、介護人材確保対策の推進、サービス評価の適正化と効率的なサービス提供体制の構築などの基本的な考え方に基づいて実施。歯科関連では「口腔・栄養管理に係る取組の充実」として、認知機能や摂食・嚥下機能の低下等により食事の経口摂取が困難となっても、自分の口から食べる楽しみを得られるよう、多職種による支援の充実などが盛り込まれた。
日歯広報 2015.2.15