北海道旭川市は12日、「旭川高齢者グループホーム」(旭川市)が同市と上富良野町で運営する介護事業所7カ所が、介護報酬計約1800万円を不正受給していたと明らかにした。市と町は来週にも行政処分する方針。
市と町によると、7事業所は2013年度と14年度に職員の賃金を引き上げたとする虚偽の届けを提出し、職員の待遇を改善した事業所に支払われる介護報酬の「処遇改善加算」を不正に受給したという。
処遇改善加算を受けた事業所は、受け取った額を上回る賃金を職員に支払う決まりだが、市と町によると、一部しか職員に支払っていなかった。