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動脈硬化性疾患予防における

国立循環器病研究センターの研究グループは、住民台帳から無作為抽出された50~70歳代の住民1,780名を対象に基本健診と歯科検診を実施。

 咀嚼能率によって対象者を4群に分けて検討したところ、対象者全体では、最も咀嚼能率の高い群と比較して下から2番目の群でメタボリックシンドローム有病率が1.46倍高かった。さらに70歳代の対象者に限ると、咀嚼能率が低下したすべての群で1.67~1.90倍有病率が高かったという。

 今回の研究結果より、咀嚼能率を測ることによりメタボリックシンドロームのリスクを評価できる可能性が示された。今後、動脈硬化性疾患予防における新しい医科歯科連携の戦略につながることが期待されると、同研究グループは述べている。(医療ニュース QLife Pro)

http://www.qlifepro.com/news/20161111/relationship-between-reduced-chewing-efficiency-and-metabolic-syndrome.html